フィリピン留学情報

女性が1人で留学するのは危険?

フィリピンで女性が留学して大丈夫?

特に大学生の女性がフィリピンに留学しようとした場合、危険だという理由でご両親の反対を受けることが多いです。もちろん親としての愛情があってのことなのでしょうが。私としては、本当に親としての愛情があるならば、愛する娘のためにもっと真剣に調べるべきであり、自分の浅い知識とイメージで娘の人生を変えるようなことをすべきではないと思います。

なぜフィリピンが危険だと思うのか? まず東南アジアの発展途上国というイメージがあるからです。東南アジアだから麻薬とかありそうだ。発展途上国だから凶悪犯罪が多いだろう。単なるイメージで、客観的なデータや論拠があって言っているのではありません。

もう一つはマスコミ報道です。テレビでフィリピンで日本人が殺されたとか、フィリピンから麻薬を密輸しようとした人が空港で捕まったとか。そういうニュースを見てフィリピン=危険と判断しているわけです。これは正直なところ、非常に愚かなことです。数的データも具体的事実も一切検証していないからです。

まず、フィリピンで殺害される日本人の人数ですが、平均すると1年に5人です。これに対してフィリピンに渡航した日本人は2012年は35万人でした。ですので、フィリピンに渡航した日本人が滞在中に殺害される可能性は10万人あたり1.5人ということになります。交通事故の死亡率は10万人あたり5人ですので、殺されるかもしれないのでフィリピンに行くなというのならばその前に、事故で死ぬかもしれないので道を歩くなと言うべきでしょう。

また、殺害された日本人の内訳ですが、そのほとんどが暴力団、薬物関係者、またはフィリピン人と結婚した日本人です。過去にフィリピンで日本人留学生が殺されたことはありません。

この程度のことはネットで調べればすぐに分かることです。その手間をかけずに自身の根拠のない知識とイメージだけで子供の留学にストップをかける行為を、本当に親の愛情というのでしょうか?

さらに言えば、しっかり調べずにイメージだけで判断を下すと、逆に愛する子供を危険に直面させることになります。フィリピン留学に反対する親の多くが、フィリピンは危ないからアメリカにしておけと言います。ですが、犯罪発生率のデータを調べればすぐに分かることですが、アメリカの殺人発生率はフィリピンとほぼ同じですが、強盗の発生率はフィリピンの15倍、強姦は10倍です。フィリピンは危険だからフィリピンより犯罪発生率が高いアメリカに留学しろ、と言う親の気持ちが私にはまったく理解できません。

また、アメリカは銃犯罪があって危険だからフィリピンでもアメリカでもなくイギリスに留学しろという親もいらっしゃいます。殺人を除いてイギリスの犯罪発生率はアメリカとほぼ同じという事実を恐らくご存じないのでしょう。

ちなみに、英語を学ぶ留学先として候補に上がるイギリス、カナダ、アメリカ、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランドの6カ国の中で、殺人の発生率が最も高いのはフィリピンです。ですが上述した通り、日本人留学生が殺人被害に合う可能性は極めて低いです。強盗の発生率が最も低いのは6カ国の中でフィリピンです。2番目に低いニュージーランドでも発生率はフィリピンの5倍です。強姦の発生率がもとっとも低いのはカナダで、2番目に低いのがフィリピンです。

親の愛情は確かにありがたいものかもしれません。しかし厳しい言い方になりますが、調べもせずに不確かな知識とイメージだけで判断を下すと、かえって子供を不幸にします。まずは自身の知識とイメージを謙虚に疑い、しっかり事実を調べる。親の愛情を振りかざすのはその後だと思います。どうしても親がその手間を省いてフィリピンへの留学に反対されるということであれば、自分でしっかり調べて、事実を根拠に親を説得するしかないでしょう。

ご質問・お問合せ

フィリピン留学や学校についてのご質問、入学お手続き(無料)のお申込みなど、下記メールフォームからお気軽にお問合せください。土日祝日も含め24時間いつでもご送信いただけます!

【ご注意!】メールアドレスの入力間違えや着信拒否で返信を送れないケースが増えています。返信が届かず迷惑メールフォルダにも入っていない場合は、お手数ですが別のメールアドレスで再度お問合せください。

お名前
ご職業
メールアドレス(正確にご入力ください)
お問合せ内容

※うまく送信できない場合はメールアドレス「info@liuxue998.com」からご連絡ください。

タイプで学校を選ぶ

エリアで学校を選ぶ